「今年の本番はいつからだろうか?」
「3月17日かな? 4月1日かな?」
この時期、ファンの間ではこんな会話が多く交わされるようになる。もはや年に一度の「お祭り」と化した感がある東京湾のトラフグ。「本番」とは乗っ込み本命場所の内房富浦沖に大型が入ってくることで始まり、初挑戦のビギナーでも3キロ、5キロといった大型を手にするチャンスが大きくなる。フグファンのみならず目の色が変わるのも必然と言える状況となるのだ。
迎える本番を前に目下はプレシーズンと言えるが、ファンからの注目度は急上昇中ですでに多くの船が出船を開始した。釣り場は川崎沖以南の東京湾一帯といっていいほどで、イワシの反応に着いたトラフグを狙っている。
「イワシの反応が多過ぎてどの反応を狙うのかが難しいですが、反応が薄くなって消える前に食うことが多いですね」とは東京湾奥浦安・吉野屋の藤田尚宏船長。
取材したのは2月14日。春霞の穏やかな陽気の中で川崎沖〜中ノ瀬周辺で丹念にイワシの反応を探っていく。1尾上がると、周りでも立て続けに釣れるシーンが多く、ある程度の群れでイワシを追っているようだ。つまり、だれかが釣れたら確実にチャンスということ。
この時期に釣れるトラフグは30センチ前後の小型メインだが、当日近くを流していた他船では4キロオーバーも上がったようで、この時折くる大型にも魅力がある。
2月に入りこの海域の水温は10度前後まで低下し活性が今ひとつながら、トップ2尾で船中9尾、別船は船中16尾とまずまずだった。
さて、最も気になる「本番はいつから?」という件については、「こっちが教えてもらいたいよ(笑)」とのことだが、例年どおりでいけば早くて3月中旬から気配が見られそう。上下を繰り返しながら、新群れが入るたびに大きな盛り上がりを見せるはず。
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吉野屋











